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バッチファイル全文
@echo off
aws ec2 create-vpc ^
--cidr-block 10.0.0.0/16 ^
--region ap-northeast-1 ^
--tag-specifications 'ResourceType=vpc,Tags=[{Key=Name,Value=test-bat}]' ^
--profile test-user01
pause
各行の説明
@echo off
- コマンドプロンプトで 実行されるコマンド自体を表示しない ようにします。
- スクリプト実行時の見た目をスッキリさせるため。
aws ec2 create-vpc ^
- AWS CLIで VPC(仮想プライベートクラウド)を作成 するコマンドの先頭です。
^
はWindowsバッチファイルでの 改行継続文字。次の行も同じコマンドの一部であると示しています。
※改行指定をバックスラッシュでおこなったら改行されないかった。
--cidr-block 10.0.0.0/16 ^
- 作成するVPCの CIDRブロック(IPアドレス範囲) を指定。
10.0.0.0/16
は 10.0.0.0 ~ 10.0.255.255 をカバーします(約65,000個のIP)。
--region ap-northeast-1 ^
- リージョン を東京(
ap-northeast-1
)に指定。 - グローバルサービスであるAWSでは、リソース作成時にリージョン指定が必須です。
--tag-specifications "ResourceType=vpc,Tags=[{Key=Name,Value=test-bat}]" ^
- 作成するVPCに対して タグを設定 しています。
ResourceType=vpc
→ タグを付ける対象がVPCであることを指定。Tags=[{Key=Name,Value=test-bat}]
→ キーがName
、値がtest-bat
のタグを付けます。- タグはAWSリソースの 整理・管理・検索 に便利です。
--profile test-user01
~/.aws/credentials
と~/.aws/config
に設定されている 認証プロファイル名を指定。- これにより、対象の IAM ユーザーのアクセスキーとシークレットキーを使ってAWSにアクセスします。
pause
- バッチファイルの終了時に 「続行するには何かキーを押してください…」と表示して一時停止 します。
- これにより、コマンドの実行結果を確認する時間が得られます。
✅実行前のチェックリスト
項目 | 内容 |
---|---|
AWS CLI | 正しくインストールされているか(aws --version ) |
プロファイル | ~/.aws/credentials に test-user01 が存在するか |
IAM権限 | ec2:CreateVpc を許可するポリシーが付与されているか |
コマンドプロンプト | PowerShellではなく cmd.exe での実行を推奨(PowerShellは " " の扱いが異なることがある) |
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